JESAは「救急救命士を支援する議員連盟」より救急救命士を医療機関で実際に雇用している医療機関視察の要望を受け、視察先の調整・帯同を行いました。
神奈川県鎌倉市の医療法人徳州会 湘南鎌倉総合病院様にご協力をいただき、本件についてお受け入れいただきました。
湘南鎌倉総合病院様は2011年より救急救命士の雇用を開始し、10年以上の運用実績をお持ちでおられます。また、救急車の受入実績も22,344件(2022年度)と日本一であり、「断らない救急」を実践しておられる医療機関です。
3月18日10時より国会議員3名、官公庁3名、JESA3名の視察・意見交換会の機会をいただきました。
湘南鎌倉総合病院 救急調整室 作田 翔平 様(救急救命士)より、病院概要ならびに湘南鎌倉総合病院における救急救命士の業務内容についてご説明いただき、意見交換会では
「救急救命士が医療機関で働くうえでの課題はなにか」「救急救命士が医療機関内にいることによるメリットは感じているか」「医師/看護師とのタスクシェアについての現状はどうか」など多くのディスカッションが交わされました。
山上浩 副院長(救命救急センター長)より、「救急救命士の活躍は大きく、医師業務/看護師業務のシェアにより救命救急センターのパフォーマンスが大きく向上し、結果的により多くの患者を受け入れることが出来ている。国として救急救命士の重要性を更に認識していただき、制度設計などにより医療機関の救急救命士がさらに活躍出来る環境を検討して欲しい」とご意見をいただき、大変意義のある意見交換会となりました。
JESAは引き続き、救急救命士の現況について定期的に議員連盟と連携し、救急救命士における課題改善に努めて参ります。
【参加議員】
・衆議院議員 金子 恭之 先生
・衆議院議員 橋本 岳 先生
・衆議院議員 田畑 裕明 先生
【厚生労働省】
医政局 地域医療計画課 災害等緊急時医療・周産期医療等対策室 主査 加藤渚 様
【総務省消防庁】
救急企画室 救急専門官 飯田龍洋 様
救急企画室 救急推進係長 白坂浩明 様
【JESA帯同者】
・副代表理事 荻野 暁 (湘央生命科学技術専門学校 教員 救急救命士)
・理 事 三上 剛人 (吉田学園医療歯科専門学校 教員 救急救命士)
・救急救命士の利活用委員会 後藤 奏(日本救急システム株式会社 救急救命士)



